(——その後、とある一日。)
(ニュー・ベツレヘムとの戦いを経て、スターシェルターは再び日常の運営に戻っていた。)
(ただし、今のスターシェルターには特別な客人が入院している。)
ホシリエ:オードリーさん、お邪魔しますね。
(一筋の朝陽がカーテンを通して病床に差し込み、金髪の少女を優しく包み込んだ。)
(完全には消えていない傷痕が、彼女にそのニュー・ベツレヘムとの戦い、そして自分との戦いを思い出させる。)
(私とホシリエが入ると、彼女は窓の外から目を戻し、柔らかな笑みを浮かべた。)
オードリー:おはよう、“先生”。
引航者:それはさすがに他人行儀だろう。
オードリー:スターシェルターに訪れるという約束、これで果たせたかしら?
ホシリエ:こんな形じゃなければ、もっと良かったのですが。
オードリー:ふふ……でも、悪くないんじゃない?
オードリー:スターシェルターの投資家として、これが最高の視察方法だと思うわ。
オードリー:もし、私をちゃんと治してくれないと、投資してあげられないかもね?
引航者:そんなこと言わなくても治すさ。
ホシリエ:なんだか……オードリーさん、以前と少し違う気がします。
オードリー:そうかしら?自分ではあまり自覚がないけれど……
ホシリエ:前のオードリーさんは、いつも何かを抱え込んでいて、話す時も怖かったです……。あ、悪気はありませんよ!