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(ロビーの前、行き交うビジネスエリートたちが、どうも場違いな雰囲気の二人を不思議そうな目で見ている。)

ホシリエ:「もう時間ですね、準備はできましたか?先輩?」

引航者:「準備?どんな準備?」

ホシリエ:「先輩?まさか何も考えずに私を連れて同盟本部に来たんじゃないでしょうね?」

引航者:「船が橋にたどり着けば自然と道は開けるさ。」

ホシリエ:「やっぱり……でも、大丈夫です。」

ホシリエ:「先輩が言ってた通り——希望を捨てちゃいけませんよね。」

ホシリエ:「直接受付でバイモ先生のことを聞けば、何かわかるかもしれません。」

引航者:「いいね、行ってみて。」

(ホシリエの背中を見送りながら、少しほっとした気持ちになる。)

(遠くからホシリエが受付の女性と話す様子を見守る。内容は聞き取れないが、受付嬢がバイモ先生の名前を聞いた瞬間、「ああ、またあの人か」という顔をし、続けて困ったような表情を浮かべたのが見て取れた。)

(悪くないスタートだ。少なくともバイモ先生が実在する人物で、詐欺集団のカバーではないことが証明された。)

フェイシャ:「ねえ、ちょっと。」

引航者:「え?誰が後ろに?」

(いつの間にか背後に現れたピンク色の髪の少女が、突然声をかけてきた。)

(体にぴったりとフィットしたライディングスーツが、鍛え上げられた体のラインを強調している。アスリートだろうか?)

(そんなに目立つ装いなのに、彼女が話しかけてくるまで、その存在に気づかなかった。)

フェイシャ:「君たち……あの人を探してるの?」

フェイシャ:「話に聞いてたのと、ちょっと違うけど……間違えたのかな?」