(ニュートロン88区、九川通り。)
(オードリーから任された任務の翌日。)
(ホシリエと一緒に、PUSの捜査官と約束した会合場所に向かう。)
ホシリエ:「オードリーさんの情報によると、会合場所はここのようです。」
ホシリエ:「えっと……ここで合ってますよね?翠景茶室?」
(この庶民的な雰囲気の茶室は、茶や軽食、朝食のサービスも提供しているようだ。)
(時刻は朝の8時、ちょうど通勤ラッシュの時間だ。)
(朝食を買い求める客たちがレジカウンターをぎっしりと取り囲んでいる。)
(常連らしき人々が、少し離れた場所で自分の茶器を手に持ちながら、のんびりとおしゃべりをしている。)
(ニュートロンを震撼させたコスモタワー事件も、彼らにとってはただの話題の一つに過ぎないようだ。)
ホシリエ:「こんな場所を会合場所に選ぶなんて……オードリーさんが言っていた捜査官って、まさか……」
引航者:「知ってる人なのか?」
ホシリエ:「うーん……PUSにいる友人でしょうか。」
ホシリエ:「彼女の担当エリアも確か88区だった……でも、星庇所が開業してからは連絡を取ってないですよね……」
ホシリエ:「怒ってるかもしれないです……」
(突然、朝食を買い求める人々の列がざわつき始めた。)
???:「ちょっと通して!通して!」
(捜査官の制服を着て、猫耳のヘッドホンをつけた女性が、列の中から苦労して体を半分ほど抜け出してきた。)
(その姿は、まるで柵をくぐろうとしている太った猫みたいだった。)