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(スターシェルター内――) (ニュートロンの連続爆破事件が収束し、スターシェルターはもはやその影響で負傷した患者を受け入れる必要がなくなりました。) (治療を受けていた患者たちも次々と回復し、無事に退院していきます。)

ホシリエ:バイバイ、ナナちゃん。お家に帰ったら、ちゃんとお母さんの言うことを聞くんですよ?

ナナ:ホシリエお姉ちゃん、ナナがまた病気になったら、また会いに来てもいい?

ホシリエ:ふふ、ナナちゃん、病気じゃなくても、いつでも遊びに来ていいんですよ。

(微笑みながら退院する患者を見送った後、ホシリエのずっと張り詰めていた肩がようやく緩んだ)

ホシリエ:これで、スターシェルターの運営もようやく元に戻りつつあって、崩壊症の予防と治療に集中できますね。

ホシリエ:すべて、オードリーさんがタイミングよく資金を提供してくれたおかげで、この危機を無事に乗り越えられました。

引航者:彼女にちゃんとお礼を言わなきゃね。

ホシリエ:うーん……でも、最近オードリーさんに全然会えていないんですよね。

ホシリエ:スターシェルターに遊びに来るって約束していたのに……私、彼女のために新しい試作の星芒コーヒーを用意して待っていたんです。

引航者:(まさかそのせいじゃないだろうな……)

引航者:有名な企業の御家だから、きっと忙しいんだよ。

ホシリエ:そうですね、先輩のおっしゃる通りです。

(ホシリエと並んでスターシェルターの入り口に立ちながら、しばらくの間、静かな時間が流れた。)


ホシリエ:……こんな風に先輩と二人でのんびり過ごすのは、久しぶりな気がしますね。

引航者:この間、いろいろなことがあったからね。

ホシリエ:本当に……気づいたら、先輩はもうスターシェルターにとって欠かせない存在になっています。

ホシリエ:でも、考えてみると……私はまだ先輩のことをあまり知らないんだなって。