(爆発の瞬間、周囲はすべてが飲み込まれ、耳鳴りだけが頭の中で響いていた……)
引航者:「体が……重い……」
(波の音と共に——)
???:「引航者……」
引航者:「誰の声だ……?」
???:「引航者。」
???:「再びお会いできたということは、リンクが成功した証拠です。」
???:「それを届けることができて、本当によかった……!」
引航者:「君は誰だ?」
???:「やはり予測通り、あなたは私のことを忘れてしまったようですね。」
???:「どうか、それを大切にしてください……」
???:「そのブレスレットは……あなたに返還されるべきものです。」
???:「それは“暁の星”であり、“目”であり、この“海”を渡るための“杖”です。」
???:「……そうすれば、私が犯した過ちを繰り返さないでしょう。」
引航者:「わかるように説明してくれないか?」
???:「時間が限られています、引航者。詳しい説明ができないことを許してください。」
???:「これから先の経験の中で、すべてが明らかになるでしょう。」
(星光で形作られたその姿は次第に不安定になり、不吉な赤い光に覆われ始めた。)