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フェイシャ:グローブの一角獣。

フェイシャ:ずっと……こうやって君と戦うことを夢見てたんだ。

フェイシャ:自分の獲物が目の前でうろうろしてるって、どんな気持ちか分かる?

オードリー?:ぐっ——邪魔するな——

オードリー?:誰も……誰だって……!!!

(この瞬間のオードリーは、これまでとは異なる狂気の姿で、目の前のすべてを破壊していた。)

(彼女は左手に榴弾発射器、右手に機関銃を持ち、両方の武器を同時に操り戦っていた。)

(銃弾、爆発、そして炎が、一瞬の休みもなくフェイシャに向かって襲いかかる。)

(オードリーの猛烈な攻撃に押され、フェイシャは一時的にコンテナの陰に身を潜めるしかなかった。)

フェイシャ:めちゃくちゃな戦い方だね……

フェイシャ:一角獣というより、傷ついたライオンみたい。

フェイシャ:でも、その方が狩る価値がある。

(フェイシャは携帯していた戦術マスクを取り出し、迷うことなく顔に装着した。)

(霧状に噴射された結晶の粉末が、彼女の呼吸に合わせて鼻腔に入り込み、血液に溶け込んでいく。)

(ドクン——!)

(心臓の鼓動とともに、強力な電流が全身を駆け巡る。)

(フェイシャの血管、神経、毛穴の一つ一つが膨張し、感覚と反応速度が極限まで引き上げられた。)

(今の彼女は、目を使わずとも戦場のすべてを感じ取ることができた。彼女は戦場と一体となっていた。)